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ヤマト集配車で気象・路面データ収集、4者共同研究

2020年6月25日 (木)

調査・データヤマトグループ総合研究所、山口大学、セネコム(埼玉県川口市)、ヤマト運輸の4者は24日、ヤマト運輸の集配車両に搭載した計測機器で、気象・大気環境、路面、災害状況などをリアルタイムでモニタリングし、そのデータを活用することで社会課題の解決を目指す産学共同研究を開始する、と発表した。

この取り組みは、山口大学の赤松良久教授の呼びかけによって2019年10月から試験的に実施されてきたもので、4者はこの試験運用で収集したデータを「社会課題の解決に活用することが十分可能である」との結論に至り、共同研究を開始することにした。

4者は、ヤマト運輸の集配車両から(1)温度・湿度・二酸化炭素・雨量・PM2.5などの気象・大気環境に関する情報(2)乾燥状況・路面摩擦係数・路面温度・道路の舗装状況などの路面情報(3)災害時の被災状況――を収集し、山口大学の環境・防災技術とセネコムのIoTセンシング技術、ヤマト運輸の宅急便ネットワークをヤマト総研が結びつけることで、新たなイノベーションの創出を目指す。