メディカル伊藤忠ロジスティクス(東京都港区)と沼尻産業(茨城県つくば市)は6日、両社が茨城県つくば市で共同開発を進めていた「つくばメディカル物流センター第2期」(TMLC2)が7月に完成したことを受け、同日に竣工式・落成式を実施したと発表した。医療専用の物流施設としては、2022年に竣工した「TMLC」に続く2棟目となる。

▲つくばメディカル物流センター第2期(出所:伊藤忠ロジスティクス)
TMLC2は、常磐自動車道や首都圏中央連絡自動車道(圏央道)のインターチェンジ至近に立地し、成田空港を含む関東圏の主要拠点への高いアクセス性を有する。保税エリアを活用した国際輸送への対応や、一気通貫のメディカル物流サービス強化を視野に整備された。
施設は敷地面積3万6000平方メートル、倉庫面積1万4000平方メートルの鉄骨2階建て。医療機器や体外診断用医薬品の品質管理に関するQMS省令に準拠した管理体制を構築し、室温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応する。高床式バースにはドックシェルターを備え、医薬品や医療機器の入出庫に対応。3.5トンの貨物用エレベーターとパレットを同時に搬送できる垂直搬送機を2基設置し、倉庫内は梁下7メートルの天井高を確保した。

(出所:伊藤忠ロジスティクス)
環境対策として、全館にLED照明と人感センサーを導入し、屋上には自家消費型の太陽光発電設備を設置。さらに、軽油式の大型非常用自家発電機を備え、停電時でも最大72時間の電力供給が可能で、災害時のオペレーション継続体制も整えている。
敷地面積:3万6015平方メートル
倉庫面積:1万3588平方メートル
事務所面積:665平方メートル
構造:鉄骨造、2階建て
着工:2024年6月
竣工:2025年7月
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