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資源循環PJで物流会社などから廃プラ34t回収

2020年7月3日 (金)

環境・CSR企業向け廃棄物管理サービスと環境コンサルティングサービスを提供するサティスファクトリー(東京都中央区)はこのほど、99%再生材ごみ袋「FUROSHIKI」(フロシキ)を用いた資源循環プロジェクトを開始するため、6月に大手物流会社など20社から廃プラスチック34トンを回収した、と発表した。

この取り組みは、国内の廃プラスチックをもとにした再生原料で99%再生材ごみ袋を作り、再度国内で使用する「純国産リサイクルスキーム」を実現するもので、6月30日時点で大手物流会社や食品メーカーなど20社が参加している。

20社からの回収量は月間34トンにのぼり、「FUROSHIKI」の45リットルごみ袋に換算すると200万枚にあたる。同量のごみ袋の生産に新しいプラスチック資源を使用した場合と比べると、CO2排出量を100トン削減することができるという。

同社は、「国内生産される再生材ごみ袋や『リサイクル100%』を謳うごみ袋の多くは、未使用のプラスチック材を使用した実質的に新品」のもので、これらは未使用の新品であっても所有権が移転することで中古品としてリサイクル材に生まれ変わっているため、「捨てるために生産されるごみ袋が新しい資源を浪費している実態は知られていない」と指摘する。

今後、9月には廃プラスチックの回収量が60社100トンを超える見込みとなっており、同社では「廃プラスチックの提供や99%再生材ごみ袋の使用を希望する事業者は当社に相談してほしい」と呼びかけている。

■99%再生材ごみ袋「FUROSHIKI」の紹介動画