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大型車4社、隊列走行へまずは「ACC+LKA」商品化

2020年7月20日 (月)

サービス・商品日野自動車は、大型車メーカー4社が日本自動車工業会(自工会)大型車特別委員会の枠組みで進めるトラック隊列走行の商業化に向けた取組状況を公開した。「2021年まで」の実用的な後続車有人隊列走行システムの商業化という政府目標に対し、大型4社は「定速走行・車間距離制御装置(ACC)に車線維持支援装置(LKA)を組み合わせた技術で対応していく」と説明した。

後続車有人隊列走行を可能にする協調技術として「ACC+LKA」の商品化を目指す取り組みについて、日野は「安全の確保を最優先事項としつつ、物流事業者や高速道路を利用する一般のドライバーの理解など、社会的な受容性を高めていくことが不可欠」と指摘した上で、実用化に向けては「技術レベルに応じた段階的で着実な取り組みが何よりも重要」だとの考えを示した。

今後はACCとLKAによる後続車有人システムの商品化を通じ、物流事業者などに意見を求めていくとともに、政府のインフラ支援や制度整備の進捗と合わせて「ACCを進化させた協調型車間距離維持支援システム(CACC)の開発」などに取り組む方針。