トラック隊列走行の公道実証実施、6/25～新東名

調査・データ国土交通省と経済産業省は7日、新東名高速道路、浜松いなさIC-長泉沼津IC間でトラック隊列走行の公道実証を実施する、と発表した。期間は6月25日から2020年2月28日まで。

高速道路でのトラック隊列走行は、2022年の商業化に向けて国土交通省と経済産業省が進めている実証事業で、16年度から豊田通商が研究開発などを受託。18年1月から後続車両が有人の隊列走行実験を開始、19年1月から後続車無人システムの実験を開始している。

25日から開始する実験では、トンネルなどの道路環境や夜間走行を含む自然環境下で、後続車無人システムを用いた2台から3台の車群と、後続車有人システムを用いた4台の車群による時速70キロから80キロの隊列走行を実施、前回より走行距離も拡大させる。全ての後続車にはテストコースで経験を積んだドライバーが乗車し、後続車無人システムは車間距離10メートルから20メートル、有人システムは35メートルの車群を形成する。

実走行環境で開発中のシステムに必要となる機能が設計通り作動することを確かめるとともに、トラック隊列が「周辺走行車両の乗員からどう認識されるか」や、「周辺走行車両の挙動（追い越しなど）に及ぼす影響」などを確認する。