外食5社、名古屋市で食品リサイクル･ループに参加

ロジスティクスワタミは3日、名古屋市でセブン&アイ・フードシステムズ、トリドールホールディングス、松屋フーズ、リンガーハットジャパンの外食4社と共同で、食品リサイクル・ループに参加したと発表した。

7月20日に食品リサイクル法に基づく「再生利用事業計画」の認定を取得したもので、複数の外食事業者が連携した食品リサイクル（飼料化）による再生利用事業計画が認定されたのは初めて。

今回の取り組みは、外食5社が名古屋市で運営する38店舗で生じる調理「残さ」などの食品循環資源を、再生利用事業者の中部有機リサイクルが飼料化し、養鶏場のサンエッグファームで給餌、生産された鶏卵を外食事業者が買い戻し、商品に加工して顧客に提供する。

外食事業者の店舗による食品リサイクル・ループの構築は、店舗が点在していることで、回収の効率化、農畜産物を買い戻して商品化するといった点が課題だったが、公益財団法人のセーブアースファンデーション（東京都大田区）が事務局になることで、関係者間の調整を図った。