財務・人事川崎汽船が5日発表した4-6月期(2021年3月期第1四半期)連結決算は、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に売上高1521億8500万円(前年同期比17%減)、営業損失65億8100万円(前年同期は40億5200万円の利益)、経常損失10億800万円(同27億1300万円の利益)、四半期純損失9億5500万円(同77億7900万円の利益)となった。
4-6月期は、ドライバルク部門で損失が拡大、エネルギー資源部門は減収減益、製品物流部門は減収増益だった。
また、未公表だった通期業績予想についても「上期に最悪期は脱するものの、下期も一定の影響が残るという前提」で策定。「業績へのダメージコントロールを最優先として、貨物減少に応じた船隊適正化、配船合理化、停船・係船による運航費削減、株式売却など必要に応じた資産売却施策を進める。
これらにより、売上高6000億円(前期比18.4%減)、営業損失270億円、経常損失280億円と想定。最終損益は収支が均衡し、ゼロを見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/1Q | 20/3/通期 | 20/3/3Q | 20/3/中間 | |
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売上高 | 152,185 [-17%] | 735,284 [-12.1%] | 567,189 [-11.2%] | 372,396 [-10.5%] |
営業利益 | -6,581 [ - ] | 6,840 [ - ] | 21,627 [ - ] | 11,065 [ - ] |
最終利益 | -955 [ - ] | 5,269 [ - ] | 25,223 [ - ] | 16,311 [ - ] |
売上高営業利益率 | -4.3% | 0.9% | 3.8% | 3.0% |