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川崎汽船、コロナ影響大きく通期経常損失280億円見込む

2020年8月5日 (水)

財務・人事川崎汽船が5日発表した4-6月期(2021年3月期第1四半期)連結決算は、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に売上高1521億8500万円(前年同期比17%減)、営業損失65億8100万円(前年同期は40億5200万円の利益)、経常損失10億800万円(同27億1300万円の利益)、四半期純損失9億5500万円(同77億7900万円の利益)となった。

4-6月期は、ドライバルク部門で損失が拡大、エネルギー資源部門は減収減益、製品物流部門は減収増益だった。

また、未公表だった通期業績予想についても「上期に最悪期は脱するものの、下期も一定の影響が残るという前提」で策定。「業績へのダメージコントロールを最優先として、貨物減少に応じた船隊適正化、配船合理化、停船・係船による運航費削減、株式売却など必要に応じた資産売却施策を進める。

これらにより、売上高6000億円(前期比18.4%減)、営業損失270億円、経常損失280億円と想定。最終損益は収支が均衡し、ゼロを見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/1Q20/3/通期20/3/3Q20/3/中間
売上高152,185 [-17%]735,284 [-12.1%]567,189 [-11.2%]372,396 [-10.5%]
営業利益-6,581 [ - ]6,840 [ - ]21,627 [ - ]11,065 [ - ]
最終利益-955 [ - ]5,269 [ - ]25,223 [ - ]16,311 [ - ]
売上高営業利益率-4.3%0.9%3.8%3.0%