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宿泊療養施設の感染症対策にシャープのAGV

2020年8月27日 (木)

調査・データシャープマーケティングジャパンは27日、東京都が宿泊療養施設の感染症対策にロボットを活用する実証に参画すると発表した。

▲AGV(自動搬送装置)「TYPE GL-A」(出所:シャープ)

都は27、28日、実際の宿泊療養施設に近い構造のホテルルートイングランド東京浅草橋(東京都台東区)で、感染症対策の一環として、宿泊療養施設の課題をロボットで解決する実証を行う。

実証では受付、客室とのコミュニケーション、搬送、清掃といった幅広い業務をロボットが非対面、非接触で実施し、スタッフや療養者の負担軽減、感染リスクの低減などの有効性を検証する。

シャープマーケティングジャパンは、シャープのモバイル型ロボット「ロボホン」による非対面・非接触の受付応対、自動搬送機(AGV)を用いたリネン類の搬送シミュレーションを受け持つ。

フロントデスクに設置されたロボホンが本体に搭載されたカメラで来訪者を検知すると、あらかじめ設定した「おもてなしメッセージ」などを発話。スタッフは遠隔地からタブレット端末で利用者の映像・音声を確認できるほか、利用者に問いかけたい内容をタブレットに入力することで、ロボホンに発話させることができる。

客室にもロボホンを設置し、スタッフへの問い合わせや依頼などをロボホンを介して音声で行うことが可能で、AGVを活用してシーツ、タオルなどのリネン類、歯ブラシなどのアメニティ類を客室に無人で搬送するほか、回収も行うという。