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JALとヤマト、海外駐在員向け日本製品配送で連携

2020年8月27日 (木)

ロジスティクス日本航空(JAL)とヤマトグローバルロジスティクスは27日、日系企業や日本に拠点を持つ外資系企業の駐在員とその家族を支援する取り組みで連携すると発表した。まずはJALの旅客機を活用した貨物専用便を用い、海外に駐在する顧客が日本の通販サイトなどで購入した食材や衣料品などの生活物資をインド向けに輸送するサービスを9月1日から開始し、ほかの国・地域への展開も検討する。

新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を背景に、インド駐在員やその家族は、出入国制限や国際線運航便の減便・運休の影響を受け、日本への一時帰国や近隣国との往来だけでなく、日本の食材・衣料品などの生活物資を取り寄せることも困難になっている。

そこで、JALの旅客機を活用した貨物専用便と、ヤマトグループの輸配送ネットワークを組み合わせ、駐在員が日本の通販サイトなどで購入された生活物資を直接届けるサービスを提供する。このサービスを利用するには、あらかじめヤマトグローバルロジスティクスと駐在員の所属企業がサービス利用契約を結ぶ必要がある。

駐在員・家族が日本国内の通販サイトなどで購入した商品をヤマトの指定倉庫に配送手配すると、ヤマトは指定倉庫に集まった荷物をJALに引き渡し、貨物専用便でデリー空港まで航空輸送した後、ヤマトロジスティクスインドへ荷物を引き継ぎ、通関を経て駐在員の現地勤務先まで配送する。

▲サービスの流れ(出所:ヤマトHD)