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世界WMS市場が高成長、32年に135億ドル規模へ

2026年1月9日 (金)

調査・データインドの市場調査会社、SNSインサイダーによると、グローバル倉庫管理システム(WMS)市場は2032年までに135億3000万ドルに達する見通しで、25年から32年にかけて年平均成長率(CAGR)16.23%という高成長が予測されている。24年時点での市場規模は40億6000万ドルとされており、今後の物流業界におけるデジタル変革と自動化の加速が、この成長を後押しする。

成長を牽引する主因として、EC(電子商取引)の拡大とオムニチャネル戦略の普及が挙げられる。消費者ニーズの多様化に対応するため、小売業者や3PL事業者は、リアルタイムでの在庫管理、迅速な出荷、正確なオーダーフルフィルメントといった業務最適化を求められており、WMSの導入は不可欠な施策となっている。

また、自動搬送車(AGV)、ロボティクス、スマートセンサーの導入が進み、インダストリー4.0に即したスマート倉庫への投資が拡大。クラウド型WMSの採用も加速しており、中小企業にとっても初期コストの低さや運用の柔軟性から導入障壁が下がっている。

さらに、AI(人工知能)による需要予測や在庫最適化、ビッグデータ解析によるボトルネック特定といった機能が、企業の戦略的な意思決定をサポート。サステナビリティやオペレーション効率の向上に資するツールとして、WMSの重要性が一層高まっている。

一方、ERPやTMSとの統合、導入・運用コストの高さは引き続き課題となっている。ただし、サブスクリプション型モデルやモジュール構成の採用により、柔軟な導入が可能となってきており、課題は徐々に解消されつつある。

地域別では、北米が依然として最大市場となっているが、アジア太平洋地域が急速な工業化と物流投資を背景に最も高い成長率を記録する見込み。今後、WMSはグローバル物流の中核を担うソリューションとして、その存在感を一層強めていく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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