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西鉄、高速バスで福岡へ産直農産物輸送

2020年8月28日 (金)

国内西日本鉄道と農業ブランドのコンサルティングなどを行うアップクオリティ(東京都新宿区)は28日、高速バスの空きスペースを活用し、九州各地の特産品を福岡都市圏へ運び、販売する貨客混載と産直販売の取り組みを開始する、と発表した。

今回の取り組みでは、福岡で入手しづらい農水産物などの特産品を対象にアップクオリティが産品の選定と仕入を行い、高速バスで輸送。その後、商業施設のイベントスペースやバスターミナルに青空市場「バスあいのりマルシェ」を開設して販売し、西鉄グループが運営する飲食店では、特産品を活用した特別メニューを提供する。

▲(出所:西日本鉄道、アップクオリティ「事業スキーム」)

取り組みの第1弾として、9月2日から9月15日の14 日間、宮崎交通(宮崎市)の協力で福岡と宮崎を結ぶ高速バスを活用して宮崎の特産品を福岡へ輸送。天神で開催するマルシェでは、当日の朝に採れた野菜や加工品など44品目を販売する。

生産者の販路拡大と輸送コストの低減を支援することで、九州の一次産業の活性化に寄与するとともに、輸送先の消費地では特産品の購入機会の創出を図り、福岡都市圏の賑わいを創出する。

今後は取り扱う特産品の充実や、九州各県への事業拡大を進めながら取り組みを継続し、将来的には東京や名古屋などの本州都市圏への展開も目指す。