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西日本鉄道、高速バスで九州産品を福岡・東京に

2020年12月9日 (水)

▲両社の貨客混載事業は「バスあいのりマルシェ」と呼ばれる(出所:西日本鉄道)

ロジスティクス西日本鉄道は9日、プロモーション会社のアップクオリティ(東京都新宿区)と共同で、九州4県の地産品を高速バスで福岡に輸送する取り組みと、宮崎県の地産品を高速バスで東京に輸送する取り組みを開始する、と発表した。

福岡に輸送する取り組みでは、長崎・熊本・宮崎・大分の農産品や農産加工品、地域限定スイーツなどを出荷当日のうちに福岡市中央区天神の商業施設「ソラリアステージ」に輸送して販売する。

12月16日から29日まで九州急行バスが長崎県産イチゴ「ゆめのか」を輸送し、12月30日から2021年1月10日まで九州産交バスが熊本県のシュークリーム3種類を輸送。その後も同様に、21年2月15日まで熊本・宮崎・長崎・大分から農産品や農産加工品を輸送する。

一方、宮崎の地産品を東京に輸送する取り組みでは、宮崎交通の高速バスがミカンやイチゴなどを積んで天神(福岡)に輸送し、西日本鉄道の高速バスが天神から新宿(東京)まで輸送。商業施設「新宿サザンテラス」内の宮崎県のアンテナショップで販売する。

同社によると、高速バスを用いた貨客混載輸送は通常の輸送方法と比べて早くて安価だといい、ことし9月に宮崎-福岡間で行った第1弾の取り組みでは、生産者と消費者の期待の大きさや、輸送・販売オペレーションを確認できたという。

▲ことし9月の第1弾「バスあいのりマルシェ」の様子(出所:西日本鉄道)