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岡崎通運が消費財物流を拡大、安城市に新センター

2020年9月2日 (水)

拠点・施設自動車部品物流を手がける岡崎通運(愛知県岡崎市)は2日、愛知県安城市に国内7番目となる物流拠点「安城東ロジネットセンター」を開設し、これを皮切りに消費財物流事業を拡大していく方針を明らかにした。

同社は、主に三河地域で自動車部品物流を手がけてきたが、同事業で培った高品質な流通加工能力や、時間に正確な作業・配送サービスを生かし、一般消費財を対象とした物流センター分野に事業を拡大。

「安城東ロジネットセンター」は、その中心的な役割を担う物流センターとして開設したもので、既に大手EC事業者が同センターの利用を決めているほか、アパレル・化粧品・文具といった商材を取り扱う事業者から利用の申し入れが相次いでいるという。

消費財物流に事業を拡大する方針を打ち出した背景について、同社は「自動車業界が100年に一度ともいわれる変革期を迎える中で、現在の部品の構成や物流は近く大幅に変わる可能性があり、危機感を覚えている。一方で、自動車部品物流で培った高品質な物流サービスは、消費財物流でも生かすことができると考えた」と説明。今後は、消費財物流の事業展開を加速させていくという。

新センターは、鉄筋コンクリート造の2階建て耐火建築物で、倉庫面積は1200坪。伊勢湾岸自動車道豊田南インターチェンジ(IC)から6キロ、豊田東ICから8キロに位置する。

「安城東ロジネットセンター」の概要
所在地:愛知県安城市橋目町茶臼219
倉庫面積:1200坪(1階600坪、2階600坪)
構造・規模:鉄筋コンクリート造地上2階建て(倉庫2層)低床式
搬送設備:貨物用エレベーター1基(3トン1基)
稼働:2020年8月1日