国際海運大手のマースクは8日、アジアから欧州に向かう海上・鉄道複合一貫輸送サービス「AE19」を恒久化したと発表した。
同サービスは、近海輸送と鉄道輸送を組み合わせたもので、海上輸送と比べて輸送時間を短く、航空輸送と比べて輸送費を抑えることができるのが特徴。
日本、韓国、中国の港とロシア極東のナホトカ港を海上輸送で、ナホトカ港からロシア西部のサンクトペテルブルクまでを鉄道輸送で結び、サンクトペテルブルクからフィンランド、ドイツ、ポーランドなどの欧州各港へ再度海上輸送する。
同社は、2019年8月に同サービスを開始したところ、顧客から反響があったことから、サービス開始から1年後のことし9月に毎週運行の恒久サービスとすることを決定したという。ことし3月からは、北欧からアジアに向かう複合一貫輸送サービスも提供している。