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JMU、3055TEU型コンテナ船「ワンハイ321」引渡し

2020年9月23日 (水)

ロジスティクスジャパンマリンユナイテッド(JMU)は22日、広島県呉市の呉事業所で建造していたワンハイラインズ社(シンガポール)向け3055TEU型コンテナ船「ワンハイ321」を引き渡したと発表した。

同船は、ホールド内に最大12列×6段、デッキ上に最大14列×7段のコンテナを積載できる3055TEU型コンテナ船の1番船。アジア発着とアジア域内での海上輸送量の増加に伴い、中長距離の定期航路への投入を想定している。

同社は、最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した幅広最適船型を採用したほか、同社独自の省エネデバイスを最適化したことにより、従来船に比べ大幅な燃費削減を達成した。

日本の造船は、ここ20年で韓国・中国勢にシェアを奪われてきたが、同社によると、最近は「日本の省エネ性能が評価され、小型船の受注が増えている」という。

■「ワンハイ321」の概要
全長:203.5メートル、幅34.8メートル、深さ16.6メートル、喫水11.5メートル
総トン数:3万676トン
主機関:MAN-B&W 7S65ME-C10.5ディーゼル機関1基
航海速力:21.6ノット
定員:25人
船級:DNVGL
船籍:シンガポール