持続可能な海運構築へ、スイスで第1回MTE会議

国際スイス・ジュネーブに本拠地を置く海運大手のMSCは、現地時間10月5日から2日間にわたり、第1回MTEカンファレンスを開催する。

この会議は、持続可能な海運を目指して船舶開発や海運会社の主要プレーヤーが集まり、環境負荷を低減する技術や技術開発を推進するもの。MSCがメインスポンサーを務め、国連貿易開発会議や政府関係者のほか、学生やNGOも参加する。

会議では、環境負荷の低い船舶として期待される完全電気推進船や風力支援船の可能性が示されるほか、「化石燃料に代わる燃料は何か」をテーマにパネルディスカッションを行い、主力候補とされる水素・アンモニア・メタノールの可能性について、各業界の代表者がプレゼンテーションを行う。気象の変化が海運に与える影響や海洋哺乳類の保護についても発表がある。

主催のMSCは、「海への情熱と責任を持つ企業として、持続可能な方法で貿易を推進し、人と物をつなぐ役割を担うことに誇りを感じる」とコメントしている。

■MTEカンファレンスの詳細
https://mte-conference.com/

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