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ドーグ、メモリトレース機能を搭載したAGV発売

2020年10月6日 (火)

サービス・商品移動ロボットの開発・販売を行うドーグ(Doog、茨城県つくば市)は6日、メモリトレース機能を搭載した、新製品AGV「サウザーベーシック」の販売を開始したと発表した。

メモリトレースとは、記憶させた経路を自動走行する機能で、地図と経路の構築は作業者が歩くだけで可能。速度や一時停止、外部機器制御などを同時記憶できる。

自動走行させたいルート上をサウザーベーシックを操作して誘導することにより、周囲の風景を記憶し、自動走行のためのデータを簡単に短時間で生成する。

これにより、コース設定の自由度が高まり、現場の作業者がルート変更などの設定をしやすくなる。

■メモリトレース機能搭載「サウザーベーシック」

従来の製品は、追従機能や反射テープを認識し走行する機能が搭載されていたが、今回の自動走行機能が加わることで、活用方法が広がったといえる。

倉庫内の棚卸ロボットとして、RFIDの読み取り装置とサウザーベーシックの自動走行を組み合わせることで、無人の読み取り環境を構築することが可能になるほか、巡回移動除菌ロボットとして、消毒液や農薬をサウザーベーシックが自動走行で散布し、人が立ち入ることのできない危険な場所でも、安全に繰り返し作業を行うといった用途が想定されている。

■製品ラインアップ
RMS-10B1(JP6)198万円、RMS-10B1(JP)242万円 ※税別