ECアマゾンジャパンは9日、堺市西区に自社運営の配送拠点「堺デリバリーステーション」を6日に開設したと発表した。新拠点の開設に伴い、同社は配送業務の委託事業者(デリバリーサービスプロバイダー)の拡大を図るとともに、アマゾンが直接契約する「アマゾンフレックスドライバー」を数百人規模で募集する。
大阪エリアでは、7月に「住之江デリバリーステーション」を開設して以来、急ピッチで配送拠点を拡大しており、堺デリバリーステーションで同エリア4拠点目の展開となる。
デリバリーステーションは、全国のアマゾン物流施設から運ばれてくる商品を集積し、購入者の玄関先まで届ける「ラストマイル」の出発点となる。配送業務の委託先であるデリバリーサービスプロバイダーと、配送業務を担う個人事業主のアマゾンフレックスドライバーの2つのネットワークを結びつける役割も担う。
同社のアヴァニシュナラインシング氏(ロジスティクスディレクター)は「2019年に大阪で開始した置き配指定サービスなどの革新的な配送オプションを拡大し、今後も地域住民にたくさんの働く機会と、自身のペースで柔軟に働くことができる個人事業主となる機会を提供していきたい」と話している。