ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

志賀原発、放射性廃棄物輸送でトラック30往復

2020年10月20日 (火)

荷主北陸電力は19日、日本原燃低レベル放射性廃棄物埋設センター(青森県六ケ所村)に向け、志賀原子力発電所(石川県志賀町)の低レベル放射性廃棄物を搬出した。

石川県と志賀町の立会いのもと、輸送車両の線量当量率、輸送容器の数量などを確認してもらい、隣接市町が立会いに同行するなかで19日16時25分に輸送船が離岸した。

今回の輸送数量はドラム缶480本(輸送容器60個)で、志賀原発で発生した金属、プラスチック、フィルタ類などの固体状廃棄物を種類ごとに分別し、ドラム缶に収納した後、セメント系充てん材(モルタル)で固めた「放射性物質の濃度の低い廃棄物」を輸送した。

船積みまでの陸上輸送では、専用トラックにドラム缶8本入りの輸送容器2個を積み、6台のトラックを用いて延べ30往復。船積み専用輸送船の船載クレーンでトラックから船内に積み込んだ。線量当量率の測定結果は、車両表面、車両表面から1メートルの位置ともに検出限界値未満だった。