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日東物流、社員のインフル予防接種全額負担

2020年10月26日 (月)

国内冷凍・チルド帯の食品輸送を手がける日東物流(千葉県四街道市)は26日、健康診断時のインフルエンザ予防接種について、従業員の自己負担をなくして検査費用の企業負担範囲を拡大する、と発表した。

同社は2010年から健康診断の受診指導を徹底し、何らかの所見があった従業員に対しては管理栄養士や産業医の面談を勧めるなど、従業員の健康意識改革に着手。その後、予防接種や検査の一部費用負担を実施するなど、段階的に健康支援施策を拡充してきたが、今年度からインフルエンザ予防接種の従業員自己負担をなくすことにした。

インフルエンザ予防接種は本人と「13歳以上の扶養家族」を対象に会社が費用を負担し、風疹予防接種、癌リスクマーカー9項目、アレルギー39種類――についても最大5000円まで補助する。

同社は「トラックドライバーの健康状態に起因する事故報告件数が、直近6年間で3倍にまで増加するなど、健康起因事故の急増は業界で喫緊の課題として存在している。当社では、理念を実践することでこの課題に対応する」としている。