サービス・商品マルチブック(東京都品川区)は17日、昭和コーポレーション(港区)のベトナム現地法人2拠点にグローバルクラウドERP「multibook」(マルチブック)を導入したと発表した。ビジネスブレイン太田昭和(同)と連携し、生産管理・原価管理から会計・ロジスティクスまで一気通貫の管理体制を構築。現地での業務効率と本社の経営監視能力を高め、海外拠点のガバナンスを強化する狙いがある。
導入先は、販売拠点の昭和ベトナムと製造拠点の昭和テックベトナム。昭和ベトナムでは2020年12月から会計および物流業務をmultibookで管理しており、クラウド型・多言語対応・コスト効率が評価された。昭和テックベトナムでは、BBSが開発した生産・原価管理オプションと連携させることで、購買・生産・経理の業務分担が明確化され、効率的な現場運営が可能となった。

(出所:マルチブック)
昭和ベトナムでは、会計・在庫・販売から輸出までの業務を集約し、月次決算を7営業日で実現。本社から常時データを把握できる「ガラス張り」の体制により、上場企業に求められるガバナンス基準を満たしている。昭和テックベトナムでは、生産工程全体をERP上で処理し、経営資源を本業に集中できる体制が整備された。
ASEAN市場への拡大を見据える昭和コーポレーションは、ベトナムを中核拠点に位置付けており、今後はERPに蓄積された各種データを活用した高度な経営管理にも取り組む方針だ。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。


















