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ホンダ、SDV開発推進へAstemoを連結子会社化

2025年12月17日 (水)

M&A本田技研工業は16日、持分法適用関連会社であるAstemo(アステモ、東京都千代田区)の株式を日立製作所から21%相当追加取得し、連結子会社化すると発表した。これにより出資比率はホンダ61%、日立19%、JICキャピタル(JICC、港区)20%となる。競争法などの必要な手続きを経たうえで、2027年3月期第1四半期中の取得完了を予定する。

Astemoは21年、日立系とホンダ系の部品メーカー4社の統合により発足した。23年にはJICCを迎え、ソフトウエア開発力を軸に先進分野への投資を進めてきた。自動車産業では、機能をソフトウエアで定義・更新するSDV(ソフトウエア・デファインド・ビークル)への移行が加速しており、開発スピードとコスト競争力の重要性が高まっている。

ホンダは、SDV時代に必要なAI(人工知能)やソフトウエアを高効率で開発する体制構築を主導するため、親会社としてAstemoの変革をリードすると判断した。今後は新規上場も視野に、グローバルメガサプライヤーとしての成長を後押しする構えだ。

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