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LNG燃料自動車船「サクラリーダー」がDSS初取得

2020年10月28日 (水)

認証・表彰日本郵船は28日、同社が運航する初のLNG燃料自動車専用船「サクラリーダー」が先進的なデジタル技術を備えた船舶に付与される船級符号(ノーテーション)である「DSS」(デジタルスマートシップ)を世界で初めて取得した、と発表した。

日本海事協会の検査によるノーテーションDSSは「革新的な技術の普及・発展を促すことで、海上での環境保全、安全性の向上、持続可能な開発を支援する」(日本郵船)ために設定されたもので、サクラリーダーのノーテーションにはエネルギー消費効率の分析機能、機関モニタリング、船上でのデータ処理、陸上へのデータ送信――に関わるそれぞれのDSSが付記される。

これらのDSSが付記されることにより、サクラリーダーは「革新的技術を用いた高度な取り組みを行っている船舶」であることを内外に示すことができる。日本郵船によると「これら3つのノーテーションの取得は、単なるコンセプト設計にとどまらず、実運航での使用を実現した世界で最初の船舶」になるという。