ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本郵船、2隻目のLNG燃料自動車専用船が完成

2022年3月25日 (金)

▲命名引渡式の様子(出所:日本郵船)

環境・CSR日本郵船は25日、新来島どっく(東京都千代田区)に発注していたLNG(液化天然ガス)燃料自動車専用船「PLUMERIA LEADER」(プルメリアリーダー)が、新来島豊橋造船(愛知県豊橋市)で完成したと発表した。同社にとって「SAKURA LEADER」(サクラリーダー)に続く2隻目のLNG燃料自動車専用船となる。

1隻当たり普通車7000台の輸送が可能で、完成車の輸送に投入する。LNG燃料化と船型改良により、輸送単位当たりのCO2排出量を40%改善するほか、硫黄酸化物(SOx)を99%、窒素酸化物(NOx)は86%の削減を見込む。

同社は温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロとするネット・ゼロエミッションを掲げ、LNG燃料船はゼロエミッション船実現までのつなぎと位置付ける。2028年までに計20隻のLNG燃料自動車専用船の竣工を計画しており、その後は技術の進歩に合わせ、より環境負荷の低い燃料を用いた船舶へ順次切り替えていく。

日本郵船、LNG燃料の自動車用船12隻を発注

日本郵船の自動車船、20年新造船で最優秀賞に