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日航、貨物郵便事業の上期売上18.4%増加

2020年10月30日 (金)

ロジスティクス日本航空が10月30日に発表した4‐9月期(2021年3月期第2四半期)決算によると、「貨物郵便」の売上高は534億円となり、前年同期実績から18.4%増加した。旅客事業で新型コロナウイルスのマイナス影響を強く受けながらも、貨物郵便部門は今期に入って一貫して2割近い増収ペースを維持している。

貨物郵便事業もほかの主力事業と同様に輸送量は大幅に減少しているが、輸送単価が上昇したことで、収入が前年超えを達成。世界的にも供給減を理由に国際貨物郵便輸送の需給がひっ迫している。

こうした事業環境のなか、同社は旅客機を利用した貨物専用便を積極的に運航し、上期は7228便を運航。9月から成田=ソウル線でZIP AIR(ジップエア)運航の貨物専用便も運行を開始した。

国際線では医療関連物資や半導体関連の需要が堅調で、自動車、建機、食料品関連の需要も底打ち。8月中旬以降は物量が回復傾向を示しているという。国内線は、外出自粛に伴う巣ごもり消費の盛り上がりで宅配需要が堅調に推移した。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/中間21/3/1Q20/3/通期20/3/3Q
売上高194,791 [-74%]76,391 [-78.1%]1,411,230 [-5.1%]1,130,872 [0%]
営業利益[ - ][ - ]100,632 [-42.9%]120,168 [-17.4%]
最終利益-161,226 [ - ]-93,707 [ - ]53,407 [-64.6%]76,315 [-28.4%]
売上高営業利益率0.0%0.0%7.1%10.6%