財務・人事名鉄運輸が6日発表した4‐9月期(2021年3月期第2四半期)決算は、ウェブを利用した営業活動など新たな試みを開始し「今後の新規顧客の開拓の足掛かりにするなど従来の営業とは違った展開」に取り組んだが及ばず、本業の儲けを示す営業利益が70.6%減(前年同期比)の8億1000万円に縮小した。
貨物取り扱い量が大きく落ち込む中、9月には名鉄トラックターミナル関西をオープンし大阪支社、淀川支店を移転。子会社の名鉄ゴールデン航空や関西名鉄運輸が同居することで、混載、航空、貸切、流通保管の各機能を備える複合拠点を構築した。日本通運との共同配送や共同運行も継続した。売上高は8.7%減の537億900万円、四半期最終利益は73%減の4億9600万円となった。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | 20/3/3Q | |
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売上高 | 53,709 [-8.7%] | 26,344 [-8.9%] | 117,053 [1%] | 89,335 [1.2%] |
営業利益 | 810 [-70.6%] | 224 [-82.4%] | 4,718 [-3.6%] | 4,214 [-5.6%] |
最終利益 | 496 [-73.1%] | 93 [-89.3%] | 3,048 [4.1%] | 2,754 [-5.4%] |
売上高営業利益率 | 1.5% | 0.9% | 4.0% | 4.7% |