ゼンリンDC、ドローン物流でA.L.I.とタッグ

サービス・商品ゼンリンデータコム（東京都港区）は10日、ドローンの物流活用に取り組むA.L.I.テクノロジーズ（同）と提携し、新たなドローン物流配送システムの創出に共同で取り組むと発表した。

ゼンリンデータコムや親会社のゼンリンでは、高精度な地図データを活用した事業のほかにドローン事業にも力を入れており、A.L.I.と業務提携することで、自社グループが強みとしているドローン用3次元地図データ、経路探索エンジン、気象情報を提供し、A.L.I.と共同で先端技術を活用したドローン物流管理システム、ドローンを含むマルチモーダル物流管理システムの構築に向け、検討する。

A.L.I.は無人航空機（UAV）の群制御や航空管制を行うトラフィック管理プラットフォーム「コスモス」を提供しているが、これにゼンリンデータコムの提供データを組み込み、ドローン物流配送で新たな商用サービスを生み出す。

これらの取り組みにより「来年度夏頃」（ゼンリンデータコム）をめどに、過疎地でドローン物流配送向けサービスの商用化を開始する計画。