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ACSLとVFR、5kgを20km搬送するドローン共同開発

2020年11月10日 (火)

M&A自律制御システム研究所(ACSL)は10日、VAIO(バイオ)傘下のVFR(東京都品川区)と共同で、国内で本格的に社会実装可能な物流ドローンの開発に着手したと発表した。

▲ACSL物流用ドローン「ACSL-PF2」

ACSLは、これまで日本郵便やANAホールディングスと実施してきた実証実験を通じ、車や船舶に比べドローンの方が効率的に輸送できる山間部や離島では、5キロ程度の荷物を20キロメートル輸送できることが重要であるとの結論に至り、中型物流ドローンの開発と量産化に取り組んでいる。

ACSLとVFRは、産業用ドローンの普及に向けてことし5月から協業を開始し、複数の機体のアップデートに取り組んでいるが、人手不足を背景に、需要の大きい中型物流ドローンの開発でも協力することを決定。今回の共同開発に至った。

両社は、VFRの親会社であるバイオのPC事業で培った高度な設計・製造技術や、国内外のサプライチェーンのマネジメント能力、ドローンの本格的な量産を手がけてきた知見を、今回の共同開発で発生する技術的な課題の解決に生かしていくという。