財務・人事兵機海運が12日発表した4‐9月期(2021年3月期第2四半期)決算は、海運と港湾運送事業で新型コロナウイルスの影響が大きく、営業利益が前年同期比64.5%減の8000万円となった。
売上高は10.1%減の64億1400万円、四半期最終利益は41.2%増の2億5800万円。主力の日露間の運航で船積みロットが縮小され、復路貨物が減少するなど収益性は大きく落ち込んだ。
こうしたなか、倉庫事業では神戸で新稼働した倉庫の危険品貨物の取り扱い増加が「少なからず業績に寄与」し、増収増益を確保した。通期は従来予想を据え置く。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | 20/3/3Q | |
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売上高 | 6,414 [-10.1%] | 3,220 [-13.4%] | 13,982 [-2.8%] | 10,659 [-2.6%] |
営業利益 | 80 [-64.6%] | 15 [-89.7%] | 272 [-39%] | 294 [-28.3%] |
最終利益 | 258 [41.8%] | 21 [-83.2%] | 161 [-55.4%] | 237 [-23.5%] |
売上高営業利益率 | 1.2% | 0.5% | 1.9% | 2.8% |