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三井物産、印貨物鉄道構想で6件目の契約受注

2020年11月18日 (水)

国際三井物産は18日、インド鉄道省傘下の貨物専用鉄道公社(DFC)から、デリー・ムンバイ間貨物専用鉄道プロジェクトの軌道・架線保守用保線機器供給契約を180億円で受注した、と発表した。このプロジェクトで同社が受注した累計額は1820億円。

プロジェクトは「インドの黄金の四角形」と呼ばれるデリー・ムンバイ・チェンナイ・コルカタの4大都市を結ぶ貨物専用鉄道のうちデリー・ムンバイ間を整備するもので、日印政府が共同で進めるデリー・ムンバイ間産業大動脈構想の根幹を担う。日本政府は技術活用条件(STEP)を適用した円借款を供与しており、これまで3日以上かかっていたデリー・ムンバイ間の輸送時間を1日へ短縮することで、物流効率を大幅に改善することが期待されている。

対象路線はダドリとジャワハルラール・ネルー港間の1467キロで、納期は54か月(4年半)。全22種203両の軌道・架線保守用保線機器を供給する。

同社はこれまで同プロジェクトで5つの契約を受注しており、今回で6件目。日系企業が建設を担う全線で軌道・架線のメンテナンス用保線機器全22機種203台の設計・製造・納入・検査・試運転・操作訓練を行う。