国際独ダイムラーは現地時間14日、三菱ふそうブランドの小型電気トラック「eキャンター」を、蘭ポストNL社(旧TNT NV社)に4台追加納入したことを発表した。
ポストNL社は、電気駆動のトラックやバイク、自転車などを用いた温室効果ガスを排出しない配送サービスを環境意識の高い企業や団体、自治体向けに提供しており、このサービスで使用するトラックにeキャンターを4台追加。ことしから合計6台のeキャンターを都市配送に使用する。
同社は、「グリーンシティハブ」と呼ばれる配送センターで都市部の顧客が使用するコピー用紙やコーヒー用品、タオルなどの配送商品をまとめ、そこから電気トラックで都市配送を行う仕組みを構築。静かでクリーンな都市配送を実現するトラックとして、eキャンターは中心的な役割を果たしているという。
eキャンターは電気エネルギーで100キロメートル走行できるため、日中は都市部で配送業務に従事し、夜間にグリーンシティハブに戻って一晩充電、翌朝再び都市配送を行うという。