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JR貨物ダイヤ改正、EC需要受け積合せ列車新設

2020年12月18日 (金)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は18日、来年3月13日に実施するダイヤ改正の要点をまとめて公表した。

ダイヤ改正の要点は(1)積み合わせ貨物輸送のコンテナ列車新設(2)ニーズのある区間の輸送力増強(3)大型コンテナ輸送ネットワークの拡充(4)機関車・フォークリフトのリニューアル――の4つ。「新しい生活様式」への変化で生じたEC需要の急増に対応するとともに、2050年の「カーボンニュートラル」に向けて環境に優しい鉄道輸送を積極的にPRする。

▲新設列車の路線図(出所:JR貨物)

積み合わせ貨物輸送の列車新設では、安治川口駅―盛岡貨物ターミナル駅間でコンテナ100個(12フィートコンテナ換算)分の輸送力を持つ20両編成の専用列車を新設するほか、名古屋貨物ターミナル駅-福岡貨物ターミナル駅間で120個分の輸送力を持つ24両編成の一部専用列車、東京貨物ターミナル駅-東福山駅間で100個分の輸送力を持つ20両編成の一部専用列車を新設する。

また、ニーズが高まっている姫路貨物駅→福岡貨物ターミナル駅、姫路貨物駅→名古屋貨物ターミナル駅、東青森→札幌貨物ターミナル駅の3区間でコンテナ5個分を増強するほか、仙台・熊谷・宇都宮・越谷・大阪の貨物ターミナル駅と姫路貨物駅では31フィートの大型コンテナの取扱個数を増やす。

このほか、高速・重けん引用のEF210形式機関車11両、駅構内入れ替え作業用のHD300形式1両、本線用と貨物駅での入れ替え作業用のDD200形式6両――の合計18両を新たに投入し、構内作業用のフォークリフトも99両追加する。