メディカルフランスベッド(東京都新宿区)は6日、東京都小平市に新事業拠点「東京サービスセンター」(仮称)を建設すると発表した。東京都東部を除く都内向け配送拠点と、東京地区の業務集約センターの機能を併設する。
新拠点は、同社が基幹事業のひとつに位置づけるメディカルサービス事業の拡大を見据えて建設するもので、2022年3月の完成、同年5月の業務開始を目指す。投資額は30億円を見込む。
同社が新拠点を立ち上げるのは、東京都の高齢者人口、特に75歳以上の後期高齢者人口が増加し、同社が取り扱う福祉用具や医療機器への需要拡大が加速するとみて、ニーズに対応するインフラを整備するとともに、中長期的に安定して提供できるサービス体制を構築するのが狙い。
拠点には、西東京市で福祉用具レンタル商品の福祉用具の洗浄・消毒・メンテナンスを受け持つメンテナンスセンターを移転するほか、新宿区と西東京市で主に福祉用具のレンタル・販売を展開するメディカルサービス事業の事業所を統合する。
これにより、東部を除く都内営業・配送拠点としての機能を一体化し、メディカルサービス事業の拡大につなげる。