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日立建機、流通一元管理で部品偽造防止策刷新

2021年1月12日 (火)

スマートフォンでの真贋判定が可能(出所:日立建機)

サービス・商品日立建機は12日、同社グループが販売するサービス部品のパッケージラベルを刷新したと発表した。偽造防止用のホログラムを新しくしたほか、部品ごとのID、QRコードを追加し、スマートフォンで真贋を判定できるようにした。

今回の刷新は、IDをクラウド上で一元管理する流通・販売経路のトレースの仕組みを構築したこととセットで実施したもので、部品の在庫管理や出荷を行う「つくば部品センタ」(茨城県つくば市)から国内外の拠点に出荷する部品を対象に、今月から新ラベルを適用する。

これにより、同社から部品を購入する顧客は、手軽に部品が正規品かどうかを確認できるようになる。部品ラベルには、凸版印刷の偽造防止用ホログラム、クラウド型統合ID認証サービス「ID-NEX(アイディーネックス)真贋判定/トレーサビリティサービス」を採用した。

今後は2022年度をメドに、QRコードに含まれる情報を活用し、部品の重量や寸法から最適な運搬方法や在庫場所を判断したり、部品の棚卸や現品管理、供給オペレーションに活用したりするなど、部品流通を効率化してバリューチェーン事業の深化につなげる。