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荷主日立建機は21日、中国の建設機械、鉱山機械の保守部品の供給体制を再構築するため、日立建機（上海）の保守部品の「部品センタ」機能を集約すると発表した。
日立物流傘下の日立物流（中国）が集約先として「東上海物流センター」を開設し、5月6日から稼働を開始する。
また、中国の保守部品の物流業務を日立物流が設立した日立物流（上海浦東）に3PL委託し、物流コストの低減をしながら、供給体制の効率化、迅速化を図る。
具体的には、これまで上海市内に分散していた保税区外の部品倉庫を上海港や上海国際浦東空港へのアクセスに優れる上海市浦東新区内の1か所に集約し、同国内350か所に及ぶ販売・サービスの代理店ネットワークに保守部品を供給する拠点として整備する。
また、日立建機（上海）が取り組んでいる部品再生事業を強化するため、主要コンポーネントの「再生センタ」を同敷地内に移転・拡張する。
これにより、建設・土木向け製品用再生部品に加え、超大型油圧ショベルや鉱山用ダンプトラックなどの鉱山機械用再生部品のラインアップを強化・拡充し、鉱山関連の顧客が所有する機械の保守・メンテナンス費用を抑制する。
さらに、日立建機（上海）の「教育センタ」を同敷地内に移転し、販売・サービスの一体経営の推進や教育プログラムの開発など日立建機（上海）、代理店で顧客への戦略的な提案営業力の強化に取り組む。
