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CPDが関西の物流投資拡大、神戸で30万m2開発

2021年1月18日 (月)

拠点・施設物流不動産に特化した資産運用会社センターポイント・ディベロップメント(東京都千代田区)は15日、特定目的会社を通じて神戸市北区でマルチテナント型物流施設「CPD西宮北」(仮称)の造成工事を開始し、大阪市住之江区で既存施設「CPD大阪南港」を取得した、と発表した。

▲(右)CPD西宮北I(左)CPD西宮北II

新たに着工した「CPD西宮北」は、延床面積23.8万平方メートルの「CPD西宮北I」(地上6階建て)と、同6.2万平方メートルの「CPD西宮北II」(地上4階建て)の2棟構成で、両施設とも上階に直接アクセスできるランプウェイを備える。

開発地は中国自動車道西宮北インターチェンジから2キロと近く、「阪神流通センター」に近接した立地。神戸電鉄三田線の岡場駅から徒歩5分と、雇用確保の面でも優れており、施設内には従業員用のカフェテリアなどのアメニティ施設を設けるという。造成工事後、23年春に建屋の建築に着手し、25年春の竣工を目指す。

既存施設の「CPD大阪南港」は、延床面積2.4万平方メートルの地上5階建て倉庫。もともと大手物流会社が自社拠点として使用していた施設をCPDが譲り受けた。高床と低床の両面バースや、合計6基のエレベーターと垂直搬送機を備えており、床荷重や天井高も「近代的な物流施設と同等のスペック」だという。今後、設備機器や外装塗装などの大規模リニューアル工事を行い、21年夏から賃貸用物流施設として稼働させる。

このほか、同社は大阪府枚方市でも延床面積8.2万平方メートルのマルチテナント型物流施設「CPD枚方」を開発中で、この施設は2021年5月に竣工する。CPD西宮北、CPD大阪南港、CPD枚方の3棟を賃貸用物流施設として提供することで、関西圏の多様なテナントニーズに対応していくという。

CPDなど3社、大阪・枚方市に8.2万m2「CPD枚方」着工