ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

CMA CGM、アレクサンドリア港で多目的ターミナル

2021年1月29日 (金)

国際コンテナ船大手の仏CMA CGMは現地時間の28日、エジプトのアレクサンドリア港で2022年に操業を開始する150万TEU対応の新コンテナターミナルを含む多目的ターミナル「ピア55」を運営する、と発表した。

同社のロドルフサーデ会長兼最高経営責任者がエジプト当局と長期的なパートナーシップを結ぶ意向を確認した。パートナーシップにはロジスティクスソリューションの開発、デジタル化、海事、物流人材の育成、投資なども対象に盛り込まれた。

同社が運営するのは、長さ2キロ以上のふ頭、56万平方メートルの面積をカバーするターミナルで、キャパシティーは150万TEU。同社は毎年700回以上スエズ運河を横断し、エジプト国内で6つの港に寄港するなど同国と深い関わりを持っているが、新ターミナルの運営を担うことにより、保有する大型コンテナ船をアレクサンドリア港に容易に配備できるようになる。

CMA CGMは年内にも地中海で1万5000TEU積みのLNG燃料コンテナ船を投入する方針で、サーデ会長は「これらの新しいLNG船のバンカリングを可能にするため、地中海をLNGの使用開発の主要な地域に位置づける」としている。