財務・人事名鉄運輸が4日に発表した2021年3月期第3四半期(4‐12月期)の連結業績で、売上高は5.9%減の840億2800万円、営業利益は31%減の29億800万円、四半期純利益は20.7%減の21億8500万円となった。第2四半期に続く減収減益となったものの、第2四半期に比べて各項目が改善。売上高は2.8ポイント、営業利益は39.6ポイント、淳利益は52.3ポイント増加した。
同社によれば、外出自粛に伴う通販関係の個人向け配送の増加や、企業間輸送の拡大などが要因。「コロナ禍以前の水準に戻るまでには至らなかったが、生産拡大や国内消費の高まりにより、徐々に国内貨物取扱量が回復基調にある」という。
なお、通期の業績予想については各利益項目を修正。営業利益はコロナ禍継続などによる不確実性を勘案して前回発表比1億円減の28億円(前年度比40.7%減)に。純利益は保有していた政策保有株式を売却したことにより、3億円増の20億円(34.4%減)とした。売上高は前回発表を据え置き、5.2%減の1110億円としている。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/3Q | 21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | |
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売上高 | 84,028 [-5.9%] | 53,709 [-8.7%] | 26,344 [-8.9%] | 117,053 [1%] |
営業利益 | 2,908 [-31%] | 810 [-70.6%] | 224 [-82.4%] | 4,718 [-3.6%] |
最終利益 | 2,185 [-20.7%] | 496 [-73.1%] | 93 [-89.3%] | 3,048 [4.1%] |
売上高営業利益率 | 3.5% | 1.5% | 0.9% | 4.0% |