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流山市、佐川・GLPと災害時輸送・保管一貫協定

2021年2月5日 (金)

ロジスティクス千葉県流山市は、大規模災害への備えとして佐川急便、日本GLPの2社と災害協定を締結した。三者間協定として支援物資の受け入れ、配送、物資集積、搬送拠点などを取り決めた。

これにより、同市の協定締結件数は78件に拡大した。このうち物流関連は流山トラック事業協同組合(流山市)、仁和運送(同)との災害時輸送業務協定、ミナト流通サービス(静岡県富士市)との飲料水緊急輸送協定があるが、今回のような物流を幅広くカバーする三者間協定は初めて。

このほか同市は2019年10月、日本GLPとの間でBCPに注力したマルチテナント型大型物流施設「GLP流山I」を災害時の一時避難施設として利用できるようにする協定を結んでいるが、災害に強い物流施設を緊急支援物資の輸送拠点として活用すること、共有スペース、施設サービスを配送業務に提供するなど、協力体制を拡大する。

佐川急便は、東日本大震災や熊本地震などで取り組んだ物資輸送の実績を生かし、日本GLPと物資輸送体制を確立することで速やかな輸配送につなげる。

市は災害の状況や被災者のニーズ、物資調達の情報を共有するほか、倉庫、荷役、配送業務を一括りで対応してもらうことにより、支援業務を円滑化する。

なお、JLP流山Iは21年9月に「GLPアルファリンク流山2」へと名称を変更することになっている。