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住友倉庫3Q減収減益、直近3か月は復調の兆しも

2021年2月8日 (月)

財務・人事住友倉庫が8日発表した今3月期第3四半期(2020年4-12月期)連結決算は、新型コロナウイルスの流行に伴う荷動きの停滞が減収要因となり、売上高が前年同期比1.1%減の1419億7900万円となった。倉庫施設の減価償却費増が加わり、営業利益は79億4400万円(6.2%減)で着地した。

物流事業の内訳は倉庫収入1.1%増、港湾運送収入7.1%減、国際輸送収入1%減、陸上運送収入(その他含む)7.2%増。人件費や倉庫施設の減価償却費増でセグメント利益は6.7%減少した。

海運事業は売上高が11.9%減少。コンテナ輸送量の減少で運航経費は減少したが、新型コロナウイルスの影響で業績が低迷したことを受け、3億9800万円のセグメント損失を計上した。ただ、10-12月期の3か月は輸送数量の回復がみられ、5四半期振りに黒字化を果たしている。

これらを反映し、通期は売上高1890億円(前期比1.4%減)、営業利益105億円(5.4%減)、最終利益81億円(9.5%減)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/3Q21/3/中間21/3/1Q20/3/通期
売上高141,979 [-1.1%]92,945 [-2.4%]47,268 [0.3%]191,721 [3%]
営業利益7,944 [-6.2%]4,440 [-20%]2,386 [-9.3%]11,101 [26.2%]
最終利益6,494 [-6.3%]3,360 [-21.9%]2,318 [-6.9%]8,951 [29.5%]
売上高営業利益率5.6%4.8%5.0%5.8%