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日本トランスシティ、3Qも回復基調維持

2021年2月9日 (火)

財務・人事日本トランスシティが9日発表した今3月期第3四半期(2020年4-12月期)連結決算は、昨夏以降の回復基調を維持したものの4-6月期の苦戦をカバーしきれず、売上高は前年同期比3.2%減の742億7800万円となった。一方、営業利益は港湾貨物の取扱量増もあって11.2%増の29億8700万円、四半期最終利益は9.7%増の25億4500万円と改善した。

10-12月期は倉庫、港湾運送、陸上運送、国際複合輸送がいずれもほぼ前年同期並みの水準にまで持ち直した。港湾運送業では、四日市港で20年5月から本格的に取り扱いを開始したバイオマス燃料が伸び、海上コンテナの取扱量が前年同期並み、完成自動車は前年同期を大幅に上回る水準に達した。

陸上運送業は、国内貨物の荷動きの回復によってトラック輸送、鉄道輸送、バルクコンテナ輸送がいずれも増加傾向で推移。国際複合輸送業は、輸出入貨物の荷動きが回復した。

通期は売上高990億円(前期比2.6%減)、営業利益33億円(1.1%減)、最終利益36億円(18.6%増)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/3Q21/3/中間21/3/1Q20/3/通期
売上高74,278 [-3.2%]48,058 [-5%]23,877 [-5.6%]101,620 [1.5%]
営業利益2,987 [11.2%]1,544 [-7.3%]583 [-34.7%]3,337 [-0.3%]
最終利益2,545 [9.7%]1,211 [-13.4%]473 [-30%]3,034 [14.2%]
売上高営業利益率4.0%3.2%2.4%3.3%