ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ミシュラン、大西洋で帆船によるタイヤ輸送計画

2021年2月15日 (月)

国際仏ミシュランは現地時間の11日、このほど同国の船会社のネオライン(NEOLINE)との間で、帆船による貨物輸送契約を締結したと発表した。タイヤ輸送時における二酸化炭素排出量の削減がねらいで、同社グループは2018年から2030年までの間に、輸送時の排出量を15%削減することをめざしている。ネオラインは2015年に設立された、帆船による持続可能な海運の実現をめざすスタートアップ。

2023年にも、試験的にカナダのハリファックスからフランス・ブルターニュ地方のサン・ナゼール・モントワールへのタイヤ輸送を開始する。米国のボルチモアや、カナダに近いフランス領サンピエール島・ミクロン諸島にも寄港するという。

使用する貨物船は船長136メートル、帆の総面積は4200平方メートルで、大西洋を横断する通常の海上貨物輸送に比べて排出量を90%削減する見込み。ネオラインは2024年には2隻目を導入する予定で、ミシュラングループは将来的に、出荷するコンテナの少なくとも半分をネオラインの帆船で輸送したいとしている。