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楽天西友ネットSが関西に新拠点、DPL茨木全棟利用

2021年2月16日 (火)

EC楽天は16日、西友との協力関係で運営するネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」の出荷能力を関西エリアで拡充するため、大和ハウス工業の開発による賃貸物流施設「DPL茨木」(大阪府茨木市)を全棟借り切り、専用物流センターとして運用すると発表した。年内にも稼働を開始する。

同サービスは、新型コロナウイルスの流行を背景にECの利用が広がっていることを受け、2020年10月から12月の3か月間の売上が前年同期比39.9%増と大きく伸びており、既存2拠点で千葉県柏市、横浜市都筑区の物流拠点や店舗からの配送と合わせて首都圏の需要をカバー、新拠点からは大阪府・兵庫県・京都府・奈良県の一部エリアを対象に配送する。

▲配送エリア

常温・冷蔵・冷凍の3温度帯で商品を保管できるほか、搬送などの自動化設備を導入し、倉庫内作業を効率化。当日配送枠を広げ、関西の供給能力の強化を図るとともに、サービスの利便性向上につなげる。

楽天西友ネットスーパーでは、1月に横浜市で最大3-4万アイテムを取り扱うことができる専用物流センターの稼働を開始。自動化設備を導入することで、柏市の既存拠点で行っている通常のオペレーションに比べ、60%の省人化を確認したという。

■新施設概要
所在地:大阪府茨木市丑寅1-1-1
事業主:大和ハウス工業
稼動開始:2021年内
延床面積:1万7600坪(5万8000平方メートル)
物件階数:地上4階建て