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DNP、埼玉・鶴瀬工場でリチウム電池部材製造へ

2021年2月26日 (金)

拠点・施設大日本印刷(DNP)は2月26日、埼玉県入間郡の鶴瀬工場内に、リチウムイオン電池の外装材であるバッテリーパウチを生産するための工場を新設すると発表した。電気自動車などの需要拡大を受けたもので、当初計画を1年早めて今年6月にも稼動を開始。来年には設備を増強し、他工場での生産増強についても検討する。

DNPによれば、同社は1990年代後半にバッテリーパウチの開発と実用化に成功し、現在は国内外の電池メーカーへの提供により世界トップのシェアを獲得。これまでは北九州市の戸畑工場でのみ製造してきたが、今後は複数の施設で製造することにより、2024年度の売上高として1000億円を見込むという。

なお、鶴瀬工場は自動車用内装材なども製造しており、今後はモビリティ関連事業の中核的な生産拠点として位置付ける考え。

■新工場の概要
所在地:埼玉県入間郡三芳町竹間沢311
敷地面積:5000平方メートル
延床面積:1万7000平方メートル
稼動開始:2021年6月