国際三菱商事と石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は19日、インドネシアのアンモニア製造会社のパンチャ・アマラ・ウタマ社(PAU)とバンドン工科大学と共同で、アンモニアの生産に関する調査を実施すると発表した。次世代のクリーンエネルギー源として期待されるアンモニアの生産強化に向けたもので、天然ガスからアンモニアを生産する際に発生する、二酸化炭素の地下貯留の実現可能性などについて調査する。
調査はPAUが中央スラウェシ州に保有するアンモニア生産拠点や、三菱商事が最大株主となるドンギ・スノロLNG社のプラント近くで実施する。プロジェクトの組成、貯留候補地層のデータ収集、シミュレーション、分析・評価などの工程についてはこれから策定するとしている。