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ロジザード調べ

3PL事業者、4分の1がEC物流用営業ツール持たず

2021年3月23日 (火)

(出所:ロジザード)

調査・データクラウド型の在庫管理システム(WMS)を提供するロジザード(東京都中央区)は23日、このほど実施したアンケート調査の結果から、EC物流を開始・強化しようとする3PL事業者の4分の1が、その営業のためのツールを全く持っていないことが分かったと伝えた。同社は問い合わせがあった際や受託した際に備えて、EC物流用のWMSツールを持ち、体制を整備しておくべきと述べている。

調査は、同社が先頃開催したセミナーの参加企業を対象に実施したもので、77社が回答。4割の企業が「月に2~5件のEC物流案件に関する問い合わせがある」と答えるなど、EC物流の需要の高さが伺える結果となった。

一方、EC物流の営業のために持っているツールに関する質問に対しては、比較的多かった「EC物流用の見積りや価格体系」「EC物流用のWEBサイト・ページ」でもそれぞれ全体の3割にとどまり、「EC物流用のクラウドWMS」「EC物流用の自社WMS」は少数に。「どれも持っていない」と答えた企業は26%に上ったという。

同社はそのほか、EC物流の受託件数が0件の企業の46%が「どれも持っていない」と回答したことを指摘。「ツールを持っていないと、EC物流案件を受注しづらいことが推測される」との見方を示している。