国際マースク(デンマーク)はこのほど、メタノールに関する国際的な業界団体であるメタノール・インスティテュート(MI)への加入を発表した。マースクは2050年までに二酸化炭素排出量削減をゼロ化する目標に向けて、メタノールやアンモニアなどを燃料とする貨物船の導入に向けた研究開発を進めているところ。
同社は、23年に最初のカーボンニュートラル船として、低硫黄重油とメタノールを使用する2000TEU型の貨物船を導入し、将来的には全ての新造船をハイブリッド化する考え。MIは今回の発表に際して「マースクが最初のハイブリッド船の燃料としてメタノールを選択したことは、海運業界に強いシグナルを送る」とコメントしている。