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マースク、2023年にもカーボンニュートラル定期便

2021年2月19日 (金)

環境・CSRマースクはこのほど、2023年にも世界初のカーボンニュートラルなフィーダー船の定期運航を開始すると発表した。メタノール燃料を使用する2000TEUのフィーダー船を、予定よりも7年早く試験導入する。

マースクによれば、同社が今後所有する新たな船舶には、すべてデュアル燃料技術を導入する予定。標準的な低硫黄重油での操作も可能だが、今回は発表した試みについては、初日からメタノールのみで運航するという。

同社は海運事業におけるゼロエミッション化に向けた目標として、2030年に運航時の二酸化炭素を60%削減し、2050年には実質ゼロ化することを掲げている。今後も将来の代替燃料として、バイオメタノールに加えてe-メタノール、アルコール・リグニン混合物、アンモニアなどに関する研究を進める。