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リンコー通期5.2億円の営業赤字、今期予想「未定」

2021年5月14日 (金)

財務・人事リンコーコーポレーションが14日に発表した2021年3月期の連結決算は、売上高が141億9600万円(前期比15.5%減)、営業損益が5億2500万円の損失(前期4億9700万円の利益)、最終損益が15億6500万円の損失(前期9900万円の利益)で着地した。最終赤字に関しては、ホテル事業部門の特別損失(8億9000万円)と繰延税金資産の取崩しによる法人税等調整額(2億9000万円)の計上が大きく影響した。

運輸部門は、輸出コンテナ貨物の荷動きの回復が鈍く、一般貨物も主要貨物の素材原料の取り扱いが低調に推移。部門売上が96億5700万円(6.8%減)、部門損益が1億9700万円の損失(前期1億2600万円の利益)となった。

ホテル事業部門は新型コロナウイルスの影響で5億8100万円の部門損失を計上。同社は4月26日付でホテル大佐渡(新潟県佐渡市)を観光関連事業を営む別会社に売却し、経営再建に取り組んでいる。

今期の業績予想については、「新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に算定することが困難」として、開示を見送った。

リンコー、ホテル大佐渡の全株式譲渡