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ANA、ドローン配送事業化に向け独企業と業務提携

2021年4月15日 (木)

国内ANAホールディングス(ANAHD)は15日、ドイツのドローン開発メーカーのウイングコプターと、固定翼型垂直離着陸機(VTOL)による医薬品・日用品などの配送事業化に向けた業務提携契約を締結したと発表した。2022年度から、日本全国の離島や山間部でドローン物流サービスを開始する考え。

ANAHDは16年にドローンの事業化プロジェクトを立ち上げ、19年の長崎県五島市での実証実験でウイングコプター機の性能を確認。ことし3月の同市で実施した実証実験では、固定翼型VTOLドローンによる医薬品などの配送に成功している。

ウイングコプターの固定翼型VTOLドローンの最大飛行距離は120キロメートルで、最高速度は時速240キロ。強風の中でも自律的な飛行が可能が可能で、風の強いアイルランドや、アラブ首長国連邦の砂漠、カナダの北極圏などでも耐性を証明済みという。

(出所:ANAホールディングス)